第42回日本川崎病学会・学術集会

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ご挨拶

第42回日本川崎病学会・学術集会
会長  松原 知代
獨協医科大学埼玉医療センター小児科

 新型コロナウイルス感染症の世界的流行が始まって3年目になりました。ワクチン接種がすすみ、色々な病態の解明と治療薬開発もあり、社会はWith Coronaで活動しています。依然として院内感染対策など苦労はありますが、少し明るい兆しがみえているのではないでしょうか。さて、このたび、第42回日本川崎病学会・学術集会を2022年9月30日(金曜日)と10月1日(土曜日)に埼玉県さいたま市のソニックシティで開催させていただきます。
 本学会は1967年に故川崎富作博士によって発見された川崎病に関する研究に特化した学会で、当初は研究会としてはじまり2009年より任意団体の学会、2021年から社団法人の学会になり、この第42回の学術集会が社団法人となった最初の会になります。テーマは「川崎病―新しい時代へ、鍵はダイバーシティー―」です。本学会の中心でいらした川崎富作先生がご逝去されて新しく学会が変革していく時代を迎えました。「ダイバーシティー」とは「多様性」で、女性や若手の積極的登用を必要とします。川崎病の原因、罹患しやすさ、治療反応性などに関しても「多様性・多因子」を考える必要があります。さらに、研究の発展のためには、病理、遺伝、免疫、感染などの基礎研究、小児科医、循環器科医、リウマチ医などの研究・診療に携わる種々の研究者・臨床家が重要という意味をこめました。特別講演には、皆様お馴染みのJane C Burns先生(UCSD、Kawasaki disease research center)を招聘しました。シンポジウム「冠動脈病変長期管理」にJohn Gordon先生(San Diego Cardiac Center)も参加してもらう予定です。
 この2年間はコロナ禍で学会や委員会をほとんどウェブ開催でやってきました。日常診療しながら学会に参加できる、複数の学会掛け持ちができる、自宅で家事をしながら参加できるなどのメリットに気づきました。したがって本学会もハイブリッド開催で行います。しかし、熱い議論をするには対面が必要です。状況が許せば、ぜひ、現地にお集まりいただき楽しい時間を共有しましょう。たくさんの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

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